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[トレンドをつかむ] 最近人気の住宅の間取り・床面積・住宅設備・人気の色について

2026年07月01日

こんにちは。住宅プランナーの佐藤です。

今回は、最近の新築住宅で人気のある「間取り」「住宅設備」「色づかい」について、
ざっくばらんにまとめてみたいと思います。

注文住宅は、間取りも設備も色も自由に選べる反面、
選択肢が多すぎて迷ってしまう方も多いです。

「最近はどんな間取りが人気ですか?」
「採用してよかったと言われる設備は何ですか?」
「外観や内装の色は、どんな雰囲気が多いですか?」

打ち合わせの中でも、こうしたご質問をいただくことが増えています。

これから新築住宅を検討される方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

◆ 最近、住宅で人気の間取り

 

◯ キッチンと洗面脱衣室(ランドリールーム)が続いた間取り

◎ キッチンと洗面脱衣室(ランドリールーム)が近い間取り例

最近人気なのが、キッチンと洗面脱衣室(ランドリールーム)が近い間取りです。

新築住宅を建てるなら、見た目のかっこよさだけでなく、毎日の暮らしやすさもとても大切です。

たとえば、料理をしながら洗濯機を回したり、
朝の忙しい時間にキッチンと洗面まわりを行き来したりすることは、
どのご家庭でも多いと思います。

そのため、キッチンと洗面脱衣室が近いと、家事動線が短くなり、
毎日の負担を減らしやすくなります。

特に共働き世帯や子育て世帯では、
家事の時間を少しでも短くしたいというご要望が多いため、
とても喜ばれやすい間取りです。

 

 

◯ 1階にファミリークローゼットがある間取り

◎ 1階にがっつりファミリークロークがある間取り例

ランドリールームの近くにファミリークローゼットを設ける間取りも人気です。

洗う、干す、たたむ、しまう。
この一連の流れが短い距離で完結すると、洗濯の負担がかなり軽くなります。

たとえば、2階の各部屋まで毎回洗濯物を運ぶとなると、意外と手間がかかります。
家族が多いご家庭ほど、その差は大きくなります。

1階にファミリークローゼットがあると、
普段よく使う衣類やタオル、下着類などをまとめて収納しやすくなります。

「家族全員分の服を1階で管理したい」
「洗濯物をしまう動線を短くしたい」

このような方には、特におすすめしたい間取りです。

 

 

◯ 総二階より、平屋や1階の面積が大きい間取り

 ◎ 1階に主要な間取りを集約した間取り例(1F)
 ◎ 1階に主要な間取りを集約した間取り例(2F)

 

近年は平屋人気が続いています。

また、完全な平屋ではなくても、1階の面積を大きくして、
暮らしの中心を1階に集約したいという方も増えています。

理由としては、長く住むことを考えたときに、
できるだけ1階だけで生活しやすい家にしたいという考え方があるからです。

実際にご要望をお聞きすると、

・シューズクロークがほしい
・水回り(キッチン・浴室・洗面)はすべて1階にまとめたい
・1階に収納をしっかり取りたい
・将来的に1階だけでも暮らせるようにしたい
・できれば1階に寝室もほしい

このようなご希望が多くあります。

そうすると、どうしても2階より1階の面積が大きくなりやすいです。

以前は「総二階」がコスト面でも合理的と言われることが多かったのですが、
最近は暮らしやすさや将来の安心感を優先して、
1階を充実させる方が増えている印象です。

 

◯ 1階に、畳コーナーや寝室がある間取り

畳コーナー事例 ◎ 畳コーナーがある間取り例
 
  ◎ 1階に寝室がある間取り例

 

1階に畳コーナーや寝室を設けたいというご要望も多いです。

畳コーナーは、お子さんのお昼寝スペースや遊び場、洗濯物をたたむ場所、
来客時のちょっとしたスペースとして使いやすいです。

また、将来的に親御さんと同居する可能性がある方や、
自分たちが年齢を重ねた後の生活を考えて、
1階に寝室を設けたいという要望がある方も多いです。

若いうちは2階の寝室でも不便を感じにくいですが、
長く住む家だからこそ、将来の暮らし方まで考えておくことは大切です。

ただし、1階に部屋を増やすと、その分だけ建物の面積や予算にも影響します。

「本当に1階にも寝室が必要なのか」
「畳コーナーとして兼用できるのか」
「将来リフォームで対応できるのか」

このあたりを整理しながら考えると、無理のない間取りになりやすいです。

 

◯ シューズクロークがある間取り

◎ シューズクロークがある間取り例
 

シューズクロークがある間取りも、かなり人気の高い間取りのひとつです。

特に子育て世帯では、玄関収納だけでは足りなくなることがあります。

お子さんの靴、長靴、外遊び道具、ベビーカー、三輪車、部活用品など、
玄関まわりに置きたいものは意外と多いです。

また、アウトドアやキャンプ、釣り、スポーツなどの趣味がある方にとっても、
土間収納が広いととても便利です。

ただし、シューズクロークは広ければ広いほどよい、というものでもありません。

シューズクロークの間取りのつくり方次第では、かえって使いにくくなったりする場合もあります。

何をどれくらい収納したいのかを考えたうえで、必要な広さを計画することが大切です。

 

 

◆ 最近の戸建て住宅の床面積について

 

少し前の山形県内の住宅であれば、夫婦+子供1~2人のお宅であれば、
延床面積35~40坪程度が "普通" でした。

しかし、2020年以降のコロナ・ウッドショック、2026年のナフサショック、金利高の局面ですので、
戸建て住宅の面積もコンパクトでないと、ローンを払っていく自信がないと思われる方が増えてきました。

国土交通省の国交省の建築着工統計データでは、
2025年の持家(戸建て住宅)の床面積の全国平均は、112.2㎡/戸 (33.94坪/戸)
のようです。

山形県内でも、35坪以下の戸建て住宅がかなり増えている印象があります。
また、24坪程度の1~2人用の平屋も人気です。

 

◆ 最近、人気の住宅設備

 

◯ 新築住宅なら換気設備は、「一種換気設備」の導入がマストになってきています

 

最近の高性能住宅では、一種換気設備を採用するケースが増えています。

一種換気とは、ざっくり説明すると、給気・排気ともに機械で管理する換気方式です。

特に、全熱交換型の一種換気設備や、全館空調を提案をしている住宅会社も多くなっています。

一種換気設備が選ばれやすい理由としては、次のような点があります。

・気密性が高いので、室内の熱をできるだけ逃がさずに換気しやすい
・3種換気のように外気をそのまま取り込まないので、室温への影響を抑えやすい
・計画的に換気しやすい
・冬場に給気口まわりの冷気を感じにくい設計にしやすい

家の断熱性や気密性が高くなるほど、換気計画はとても重要です。

せっかく暖かい家を建てても、換気の仕組みによっては、
冬に足元が寒く感じたり、空気の流れが気になったりすることがあります。

弊社では、
家中の空気をよりキレイに保てることに定評がある、
全熱交換型1種換気システムのマーベックス「澄家」を標準採用しています。

全熱交換型第一種換気 マーベックス澄家マーベックス澄家 (冬のとき)
花粉、pm2.5除去率 ◎ マーベックス澄家のフィルター
  花粉・pm2.5除去率

換気や空調の話は、とても奥が深い分野です。
また別のコラムで、わかりやすくまとめてみたいと思います。

 

 

 

◯ 食洗機は、家族構成によって選び方が変わります

食洗機は、採用してよかったと言われることも多い一方で、
使う方と使わない方が分かれやすい設備でもあります。

1〜3人のご家庭であれば、「手洗いでも十分」と考える方もいらっしゃいます。
一方で、4人以上のご家庭になると、食洗機のありがたみを感じる場面が増えやすいですし、
せっかくマイホームを建てるなら食洗機はマストだと考える方は多いです。

特に最近の傾向として、フロントオープンタイプの食洗機を検討される方が増えています。

フロントオープンタイプは、食器だけでなく、鍋やフライパン、まな板などもまとめて洗いやすいのが魅力です。

海外製では「ミーレ」「ボッシュ」などが有名ですが、
最近はリンナイパナソニックなど、国内メーカーのフロントオープンタイプも人気です。

 

 

一方で、従来のスライドオープンタイプにも良さがあります

腰を大きくかがめなくても使いやすく、キッチンに自然になじみやすい点はメリットです。
また、深型スライドタイプであれば、背の高い食器や麦茶ポットなども入れやすくなります。

最近では、液体洗剤を本体に入れておけるタイプもあり、
毎回洗剤を投入する手間を減らせる機種もあります。

食洗機は「大きければ正解」というよりも、
家族の人数、料理の頻度、手洗いが苦にならないかどうかで選ぶのがオススメです。

 

 

◯ 家族が多い方の強い味方、ガス乾燥機「乾太くん」vs 乾燥機付きドラム式洗濯機

  ◎ ガス衣類乾燥機「乾太くん」
 
◎ ドラム式洗濯乾燥機
 

私個人の意見ですが、洗濯物を干す時間が、家事の中で1番無駄だと思っています。

もちろん、洗濯物を干す時間が好きな方もいらっしゃると思います。

ただ、共働き世帯や子育て世帯では、できれば短縮したい家事のひとつではないでしょうか。

その時間を助けてくれる設備として人気なのが、

ドラム式洗濯乾燥機
ガス衣類乾燥機「乾太くん」

です。

 

 

 

◯ ドラム式洗濯乾燥機

ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥まで全自動でできるのが大きな魅力です。

夜に洗濯物を入れておけば、朝には乾いている。
この便利さは、一度使うとなかなか手放せないという方も多いです。

一方で、洗濯物の量が多いご家庭では、1回で乾燥まで終わる量に限りがあります。
また、乾燥後に長時間そのままにしておくと、衣類によってはシワが気になることもありますので、
好みが分かれるところです。

最近の1番人気のドラム式洗濯乾燥機は、
Panasonic ドラム式洗濯乾燥機 LXシリーズ のようです。
洗濯~乾燥まで約100分で終わるそうです。

 

◯ ガス衣類乾燥機「乾太くん」

ガス衣類乾燥機「乾太くん」は、乾燥時間の短さと仕上がりのふんわり感が魅力です。

洗濯機は、価格が比較的安く汚れ落ちに定評がある縦型洗濯機にして、
乾太くんの導入を考える方もいらっしゃいます。

洗濯が終わった衣類を乾太くんに移す手間はありますが、
乾燥スピードが早いため、洗濯物が多いご家庭にはとても頼もしい設備です。

特に、5人以上のご家庭や、部活・スポーツで洗濯物が多いご家庭では、検討する価値があります。

ただし、オール電化住宅の場合は、乾太くんのためにガス契約が必要になります。
ガスの基本料金もかかりますので、その点は事前に確認しておきたいところです。

個人的には、毎日の洗濯物を短時間でふわふわに乾かしてくれるなら、
「乾太くんにバイト代を払う」くらいの感覚で検討してもよい設備だと思っています。

 

家づくりでは、キッチンや収納、家の大きさなどに目が向きやすいですが、
毎日の家事をどれだけラクにできるかも、とても大切なポイントです。

昔は、洗濯物を干すためのスペースを間取りに取り入れるのが当たり前でした。

しかし、「ドラム式洗濯乾燥機」や「乾太くん」を上手に取り入れることで、
室内干しスペースを小さくできたり、洗濯動線をコンパクトにできたりします。

昨今のように、金利の上昇や建築費の高騰が続く中では、
延床面積を少しでも抑えながら、
暮らしやすさを高める工夫がますます重要になっています。

毎日の洗濯にかかる時間を減らすことは、単に家事をラクにするだけではありません。

奥様やご家族が、少しでもゆっくり休める時間やご家族との時間をつくることにもつながります。

家づくりを考えるときは、間取りやデザインだけでなく、
「毎日の家事を誰が、どれくらい負担するのか」という視点から、
洗濯まわりの設備もぜひ検討してみてください。

 

◆ 最近、人気の色

 

◯ 外観は、外観はブラック・ネイビー・グレー系が人気です

外観が黒っぽい実例

最近の住宅外観では、ブラック、ネイビー、暗めのグレーなど、落ち着いた色の外壁が人気です。

そこに木目柄や石目調を組み合わせると、ぐっと雰囲気が出ます。

たとえば、

・ブラックの外壁に木目の玄関ドア
・ネイビーの外壁に白いサッシ
・グレーの外壁に石目調のアクセント

このような組み合わせは、シンプルでかっこよく見えやすいです。

ただし、黒っぽい外壁は、白っぽい外壁に比べて日射の影響を受けやすい傾向があります。

新築の高断熱住宅であれば室内への影響は抑えやすいですが、リノベーションや断熱性能が十分でない建物の場合は、外壁色の影響も考えておくと安心です。

見た目の好みだけでなく、建物の性能や周辺環境との相性も含めて考えることが大切です。

 

◯ 室内でも、差し色にブラック・ネイビー・グレーを取り入れるのが人気!

人気の色柄を取り入れた室内実例

室内でも、ブラックやネイビー、グレーをアクセントとして取り入れる方が増えています。

たとえば、

・室内ドア
・引戸
・カーテンレール
・キッチンの取手
・照明器具
・洗面台まわり
・アクセントクロス

このような部分に黒系の色を使うと、空間が引き締まって見えます。

ただし、注意したいのが床の色です。

床は面積が大きいため、暗すぎる色を選ぶと、部屋全体が重たい印象になることがあります。

もちろん、落ち着いた高級感を出したい場合には暗めの床も素敵です。
ただ、明るく広く見せたい場合は、床は少し明るめにして、
ドアやキッチン、照明などでブラックを効かせる方がバランスを取りやすいです。

色選びは、単品で見るよりも、床・壁・天井・建具・家具を合わせて考えることが大切です。

 

 

◆ まとめ:流行を取り入れつつ「自分たちの暮らしに合うか」が考えることが大切です

 

今回は、最近人気の住宅の間取り、最近の延床面積、住宅設備、色づかいについてまとめてみました。

住宅にも流行があります。

家事ラク動線、ファミリークローゼット、ランドリールーム、平屋、シューズクローク、フロントオープン食洗機、乾太くん、黒系の外観など、
最近よく選ばれるものには、やはり選ばれる理由があります。

ただし、すべてのご家庭にとって正解というわけではありません。

家族構成、生活リズム、洗濯物の量、料理の頻度、将来の暮らし方、予算によって、合うものは変わります。

大切なのは、「人気だから採用する」のではなく、
「自分たちの暮らしに本当に合っているか」を考えることです。

これから新築住宅を検討される方は、ぜひ間取りや設備の見た目だけでなく、
毎日の生活を具体的にイメージしながら考えてみてください。

サトー住販では、お客様の暮らし方をお聞きしながら、無理のない家づくりをご提案しています。

気になる間取りや設備がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

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コラム記事作成:株式会社サトー住販 取締役 佐藤桂 (一級建築士・宅建士)

 

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